空前の編み物ブームが到来している2025年。
一昔前では編み物=おばあちゃん のようなイメージを持っていた方も多かったですが、
ここ最近は大人気アイドル・宮脇咲良さんをはじめ、若者の中にも広く愛好者が増えているようです。
そこで今回は、これから編み物をはじめる初心者の方に向けて、かぎ針編みと棒針編みの特徴について紹介していきたいと思います。
この記事がおすすめの人
・これから編み物を始めたい人
・編み物にかかる初期費用が知りたい人
・棒針とかぎ針、どちらから始めるか迷っている人
(飛ばしてOK)筆者の編み物遍歴
・小学校4年生のときに祖母から棒針編みを教わる→メリヤス編みだけ習得するも、難しく挫折
・高校3年間、かぎ針編みであみぐるみを作る
・社会人2年目~ かぎ針編みで小物を編む
・2024年末~ 棒針編みでウェア&靴下編みにハマる

合計でかぎ針6年、棒針半年未満ってところかな
歴だけ見たらそれなりにですが、合間合間でブランクも発生しているため、気持ち的にはまだまだ初心者。
だからこそわかる目線で紹介出来たらと思います!
編み方の種類
まずはタイトルにもつけた「かぎ針編み」や「棒針編み」をはじめとした編み方について、簡単に解説したいと思います。
かぎ針編み

クロシェ、とも呼ばれるかぎ針編み。
その名の通りかぎ(フック)がついた針に毛糸をひっかけて編んでいく方法です。
片手に針をもって編んでいくスタイルの編み方のため、基本的には右手(利き手)のコントロールが重要です。
グラニースクエアや小物、編みぐるみを編むのに向いています。
細い針で編む場合、ドイリーなどのレースを編むこともでき、それらは独立して「レース針」「レース編み」と呼ばれています。
棒針編み

編み物を詳しく知らない人が、編み物と聞いてイメージするのはおそらくこちら。
主に両手に1本ずつまっすぐな針をもって編んでいきます。
棒針編みの中にも、アメリカ式やフランス式といったスタイルの違いがあり、
使用する道具も輪針、縄編み針、5本針など、多岐にわたります。
伸縮性のある編みあがりのため、主にマフラー、靴下、セーターなど身に着けるものを編む方が多いです。
おまけ:アフガン編み

棒針とかぎ針をミックスしたような、片側はまっすぐ、片側はかぎのついた編み針で編んでいくのがアフガン編み。
厚みのある生地にしあがるため、ブランケットやジャケットのような、織物のような生地が欲しい方におすすめ。
ただ私自身が経験なしのため、この記事では今後特に触れずに進めます!
かぎ針と棒針、簡単なのはどっち?
とっつきやすいのはかぎ針!
結論から書くと、とっつき易いのはかぎ針編みだと思います。
※大前提として個人の感想にはなるので、人によっては「棒針の方がいい」という人もいるでしょう。
また、「簡単」というのは作りたいものによって変わってきますし、どちらも極めればどこまでも極められるものであるため、一概には言えません。
その理由をこれから紹介していきます。
理由1:初期費用が安い
道具を1から始める場合、かぎ針の方が初期費用を抑えやすいです。
道具もそろえようと思えば無限にお金がかかりますが、あくまで100円ショップで簡単に手に入る、最低限の道具と考えた際、
・かぎ針:100円
・毛糸 :100円 ・・・計200円
あればはじめられちゃうのは大きな魅力ですよね!
かぎ針編みは毛糸1玉あればモチーフ編みや小さなあみぐるみなどを作ることが可能です。
また、5店舗ほどの100円ショップを見た感想として、かぎ針の方が色々な号数がそろって売っていました。
一方棒針編みの場合、
・棒針 :100円
・毛糸 :100円
・とじ針:100円 ・・・計300円
かかります。
これらは毛糸1玉で編む場合ですので、実際棒針でなにか編もうと思うと毛糸は数玉必要になるケースがほとんどです。
例えば一番シンプルなメリヤス編みのマフラーの場合、100円ショップの毛糸3~4玉は使います。
もちろん棒針でも小さな作品は編めますし、知り合いから道具を譲ってもらえる場合はこれに限りません。
理由2:かぎ針は辻褄があわせやすい
完全に個人的な話になりますが、かぎ針はちょっと間違えても自力で辻褄が合わせやすいです!
もちろん何を作るかにもよりますが、完成形と現在の距離というのが感覚的にわかりやすい…
棒針編みはスワッチを編む→水通しをする→ゲージを図る→修正… と、実際編み始めるまでにかなり手間がかかります。
私はせっかちな人間なので、ゲージをとるのが面倒すぎて棒針を敬遠していた時期もありました。
最初は何を作ったらいい?
おすすめはグラニースクエア

グラニースクエアは1枚を作るのにそこまで時間がかからず、様々な技法が詰まっています。
基本の細編みだけでできるものもあれば、長編みなどのかぎ針で使う技法がふんだんに盛り込まれたものも。
1枚だけでもコースターやガーランドのように使えますし、沢山作ればカバン、ブランケット、服などなんでも作れちゃいます!
あみぐるみもおすすめ

私がかぎ針編みを始めたときに最初に取り組んだのはあみぐるみでした。
最近は作ることもあまりなくなりましたが、独特の味があってかわいいのでおすすめです。
ネットにはポケモンやサンリオキャラクターの編み方を公開してくれている人もいるので、個人で楽しむ分には好きなキャラクターを作れるのも魅力です!
画像はオリジナルのキーウィです笑
(おまけ)棒針編みなら靴下がおすすめ

初心者には難しいといわれる靴下ですが、私が棒針編みをはじめて、いちばんに完成した作品が画像の靴下でした。
サイズが小さいため、比較的早く編み終えられること、ゲージを厳密にとらなくても形になること、必要な毛糸の量も両足で100g以下なこと(デザインによります)が理由です。
両足編むうちにどんどん上達する感覚もあり、基本的には表編みだけでできることや、持ち運びしやすいことも嬉しいポイント。
セリアで取り扱いの「ミルフィム」やダイソーの「ポストカード」という毛糸は、ひたすら編むだけで画像のような模様が生まれるため、編んでて飽きないというメリットもあります。
結論:いちばんは何を作りたいか
この記事をここまで読んでくださった方は、きっと「初心者は何からはじめたらいいんだろう?」という思いを抱えた方が殆どだと思います。
実際、「初心者はコースターから作りましょう」とか、「靴下は初心者には向かない」みたいな情報も転がっていますし、それらは確かに正しいかもしれません。
ただ、いちばんは編んでいて楽しいかだと思うので、個人的にはこんな記事無視していますぐインスタなどで自分がときめく編み物作品を見つけてほしいです!
編み物は編み上げるまでに最低数時間、長いと月単位で時間をかけることもざらでしょう。
であれば、編み上げたときのワクワクを感じられるような、自分が気に入ったものを編み始めるのが一番ではないでしょうか。
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